著作権

「ベルヌ条約」と「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」(TRIPS)の加盟国として、中国では、ある著作物が出来上がると、その著作者は自動的に著作権により保護されます。

中国は自主登録制度をとっているため、著作権の保護を受けるには登録を必要としないが、知的財産権紛争に強力な証拠を提供することにより、著作物の所有権を主張する際に重要な役割を果たすことがあるため、知的財産権保護戦略の一環として、著作権登録をお勧めします。

中国「著作権法」で保護される著作物には、次に掲げる形式で創作される文学、美術及び自然科学、社会科学、産業技術などの著作物が含まれます。

・文字による著作物

・口述による著作物

・音楽、演劇、演芸、舞踊、曲芸芸術による著作物

・美術、建築による著作物

・撮影による著作物

・映画著作物及び映画の撮影製作に類する方法により創作された著作物

・工事・建築設計図、製品設計図、地図、見取り図などの図形による著作物及び模型著作物

・コンピュータソフトウェア

・法律、行政法規に規定されるその他の著作物(同法3条) 

中国で著作権を管理する公式機関は著作権保護センターです。

通常、著作権保護期間は著作物の創作又は公表後の50年間とし、個人に対しては、著作者の生涯及びその死亡後の50年間とします。

著作権が侵害された場合、著作権者は訴訟又は行政手続を通じて権益を行使することができます。訴訟により、裁判所は侵害停止、影響解消、謝罪、損害賠償を命じることができます。著作権管理部門(中国の著作権保護センター)は侵害停止、違法所得の没収、侵害複製品や材料の没収及び廃棄、罰金などの処罰を下すことができます。その行為が犯罪を構成する場合、刑事責任が追及されます。

「著作権法」47条により、以下の行為は著作権侵害と見なされます。

・著作権者の許諾を得ずに、その著作物を公表した場合

・共同著作者の許諾を得ずに他人と共同で創作した著作物を自分が独自に創作した著作物として公表した場合

・創作に参加せずに、個人の名誉と利益のために、他人の著作物に署名した場合

・他人の著作物を歪曲、改ざんした場合

・他人の著作物を盗用した場合

・著作権者の許諾を得ずに、展示、映画の撮影製作、及び映画の撮影製作に類する方法により著作物を使用し、又は翻案、翻訳、注釈などの方法により著作物を使用した場合。ただし、本法に別途規定がある場合はこの限りではない

・他人の著作物を使用し、報酬を支払わねばならないにもかかわらず、それを支払わなかった場合

・映画著作物及び映画の撮影製作に類する方法により創作された著作物、コンピュータソフトウェア、録音録画製品の著作権者、あるいは著作隣接権者の許諾を得ずに、その著作物又は録音録画製品を貸与した場合。ただし、本法に別途規定がある場合はこの限りではない

・出版社の許諾を得ずに、その出版された図書・定期刊行物のレイアウトデザインを使用した場合

・実演者の許諾を得ずに、現場から生放送又は現場の実演を公開中継した場合、あるいはその実演を収録した場合

・著作権及び著作隣接権に係るその他の侵害行為

 

よく見られる著作権業務は以下の通りです。

外国の出願者が中国で著作権を登録するには、中国の国内代理機構に委託して中国著作権管理部門に出願しなければなりません。

著作物の著作権登録手続は以下の通りです。

一旦出願者の提出した出願書類を受領した後、中国著作権保護センターの審査員は書類について予備審査を行います。そして、出願者は受理通知書を受領し、当該出願は実体審査へ入ります。審査を通過した場合、著作権登録証明書が発行されます。

この手続は約2ヶ月かかります。

当該業務委託希望の方は、委託書をダウンロードし当事務所のスタッフまたは事務所まで連絡ください。

 コンピュータソフトウェアは中国「著作権法」で保護される著作物の一つです。 

国務院が2001年12月12日に公布した「コンピュータソフトウェア保護条例」は、2002年1月1日より発効されました。同条例は明確かつ詳細にコンピュータソフトウェア著作権の保護を規定し、コンピュータソフトウェア登録の具体的な実施手続を規定しています。

コンピュータソフトウェア著作権の保護客体はコンピュータプログラム及び関連ファイルを指し、主体は著作権を有する開発者、又は譲受、継承、授権などの手段によるその他の権利所有者を指します。

当該業務委託希望の方は、委託書をダウンロードし当事務所のスタッフまたは事務所まで連絡ください。